2010年1月30日土曜日

iPadお披露目プレゼンでジョブズのプレゼンに唸る

先日、Appleが行ったiPadの発表イベント。
Apple - QuickTime - Apple Special Event January 2010

1時間半ほどの長い動画だが最後まで飽きずに見ることができた。

なにより、スティーブ・ジョブズが以前より元気そうで安心した。
しかし、彼はプレゼンがうまい。見る度にいつも感心する。

話と映像をあわせるタイミングなど、事前にかなり練習しているようだが、情報が気持ちよく頭に入っていく。言葉が多すぎず、程よい間があり、平易な言葉を選ぶ。でもキーワードは何度も繰り返して記憶に残そうとする。大変参考になる。上達するには上手な人を見るに限る。

以下、iPadの発表イベントで印象に残ったもの。

00:17:16
・フォトアルバムの表現が素晴らしい
フォトアルバムの初期状態は、無造作に写真が集まっている状態。集まりの一つ一つがアルバムになっている。選んだアルバムをピンチアウトすると、ザザッとiPadの画面いっぱいにアルバム内の写真が広がる。その状態で再びピンチインすると、また無造作に写真が集まった状態に戻る。これは実際に操作すると気持ちが良さそうだ。操作している時の快感を大事にするAppleらしい作り。

00:22:30
・iPadでストリートビューを表示させると迫力がありそうだ
マップを操作している時にストリートビュー表示にスイッチできるのだが、iPadの大きな画面で実際にストリートビューを表示させてみると、iPhoneの何倍もの迫力がありそうだ。今みている景色がiPadの中でリアルタイムにエミュレーションされているような、不思議な感覚になるのではないか。

00:31:00
・アプリはシングルピクセルかダブルピクセルか表示を選べる
App StoreでダウンロードしたアプリはiPhoneサイズなので、iPad側でオリジナルサイズか2倍に拡大したサイズか「1x」「2x」ボタンで選べるようだ。レースゲームをiPadでデモしていたが、迫力はiPhoneの比ではない。テレビを膝の上に置いてプレイしているようだった。

01:05:00
・iWorksのテキスト折り込みのヌルヌル感がすごい
画像を挿入したときのテキストの送り込みで、画像をドラッグするとリアルタイムに文字の位置がヌルヌル~っと変わるのだ。デモでは、首から上のキリンの画像が使われていたが、機能を伝えるのに、その選択もとても効果的だった。この方面は従来、DTPと言えばAdobeと言われたように、Adobeが得意としていた分野だが、Appleはその領域でも技術的に秀でてしまったようだ。

01:30:55
・Our most advanced technology in a magical & revolutionary device at an unbelievable price.
最後に、ジョブス氏が強調して繰り返し語っていた言葉。3つのポイントが含まれている。

最新鋭の技術で、
魔法みたいでビックリする、革新的なデバイスで、
驚きの価格

を実現する。
どれも外せない。大事なポイントだと。

この内容を見れば納得です。

asahi.com(朝日新聞社):iTunes、IDなりすましの恐れ アップル社調査 - 社会

asahi.com(朝日新聞社):iTunes、IDなりすましの恐れ アップル社調査 - 社会

先日、iTSで利用者が身に覚えのない代金を請求される被害が起こっている件でアップル社がサイト側の原因を否定していることを書いたが、被害状況や条件など詳しい情報が上がってきているようだ。ようやくアップル社も調査を始めるらしい。よかった。

まずは自らの落ち度を疑う、この態度がとても大切だと感じた。

逆に、まずは人のせい、と最初に他を疑うことから始めるのは自らに対する過信かもしれない。過信は結局、問題そのものの解決を遅らせる。


ユーザーから問い合わせがあった時、私はいつもユーザーが言っていることをまず信じることから始めるようにしている。たまに「そんなの起こりえないよ~」とか「勘違いじゃない?」と思うものも正直あるが、「いや、そう見えたんだ」と思い直すようにしている。

できるだけユーザーと同じ環境にして同じ目線で調べてみると、例え、バグではなくこちら側に非がなかったとしても、誤解や勘違いを招いたそのきっかけが見つかったりするものだ。

自分自身、どこかへ問い合わせたときに、こちらの間違いであるかのような対応をされると、とても傷つく。自分たちがやっているサービスでは、そんな気持ちをユーザーに感じさせたくないだけなのだが、多分それはとても大切な事なのだろう。これからも心がけて行こう。


それにしても、iTSでは、認証用IDの重複が可能なのか?
IDの新規作成や変更時に、IDがバッティングする場合があっても、なぜ処理を継続させていたんだ?不思議。

2010年1月29日金曜日

絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第6回--Google・Apple提案とそのシナリオ:コラム - CNET Japan

絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第6回--Google・Apple提案とそのシナリオ:コラム - CNET Japan

日本の絵文字、昔はキャリア互換も無く、文字化けしたり違う文字に変換されたり、大変だった。

キャリア同士では互換性が持たれるようになったが、
日本だけでなく世界で使えるようにUnicodeに加えようと、Googleが呼び掛けをしていた。

そこまではトラッキングしていたが、今、この話について、上記の記事にあるように白熱した議論が展開されているらしい。

しかし、現在の絵文字→Google・Apple提案 vs アイルランド・ドイツ提案→会議の結果、と見ていくと、だんだんと絵文字がカワイクなくなっていっているように感じる。癖やアクがなくなり、シンボルとして単純化されている。これが、ユニバーサルになるということか。

確かに、国際標準とするのであれば、特定の文化圏でしか通用しない概念を表すものは相応しくない。でも、それではもともと絵文字が持っていたチャーミングさがなくなってしまう。

結局、Unicodeに含まれたとして、現在の絵文字のように頻繁に使われるのだろうか。

HT-03Aが急に電源が入らなくなった後なぜか復活

昨年末に購入したHT-03A

昨日、突如として液晶画面が真っ黒になり、画面に何も映らなくなってしまった。

電源キーを長押ししても、
電源キーとHOMEボタンを長押ししても、
バッテリーを入れなおしても、
バッテリーを交換しても、
充電器につないでも、
画面は真っ黒なまま。
LEDも消えたままで反応なし。
本当にウントもスンとも言わなくなってしまった。

画面に何も映らなくなる直前に起動していたのはGoogleマップ。Latitudeでリアルタイムにアイコンが移動する様などを見ていた。恐らくその動作と反応しなくなったこととは関係は無いだろうが。

これは”お近くのドコモショップまで起こしください”だな、と思っていたが、今日、最後もう一回だけと思って電源キーを長押ししたら、LEDが赤く点滅するような反応があった。

これはバッテリーがアリマセンというサインなのだが、もしかして復活か?!と思って充電器につなぎ、電源キーを押したら、「docomo」→「android」の文字が!通常起動した~♪

急に画面に何も映らなくなった原因も、逆に映るようになった原因も分からないが、とりあえずお近くのドコモショップには行かずに済みそうだ。

なんでしょうね~。

「AVATAR」見るべし

久しぶり、いや、初めてかもしれない。
もう一度、映画館に来て同じ映画を見たいと思ったのは。

「AVATAR」


ジェームズ・キャメロンのイメージをできるだけ忠実に見てみたいと思って、川崎のIMAXデジタルシアターまで行ってみた。

噂に違わず、素晴らしかった。

IMAXで映像を見たのは何年ぶりだろう。
今はもう閉館されてしまったが、新宿の高島屋にIMAXデジタルシアターができた時、IMAXの映像はどんなものか見てみよう!と出かけて行った以来。でも何を見たのかさえ覚えてないほど印象に残っていない。深海ものだったかな?

つまり、その時に見たのは「映画」ではなく、「映像」だった。
3Dのデジタル映像というギミックにとらわれた部分が多くて、「飛び出すように感じる~」「近づいてきたように感じる~」で終始し、エンターテイメントとしてはまだ力不足な印象だった。


しかし、今回見に行ったAVATARは、まさに「映画」だった。
最初から最後まで、ジェームズ・キャメロンの脳内イメージに没頭することができた。
彼の、監督としての、物凄い力技を感じた。

エンドロールには膨大な人名が流れていたが、それだけの人数が関わり、長い製作期間・構想期間の間もモチベーションを維持し、映画館で映画として見られるまで作りきったパワーはハンパない。ものすごい人である。


そういえば数年前、どこか移動中にたまたま車内で流していたラジオで、
「映画館に人を呼ぶには3Dだ、といってジェームズ・キャメロンが何か3Dの映画を撮る気でいるらしい」
「へぇ~」
と、多少冷笑まじりに言われていたのを覚えている。

観客動員数の記録を持つ 「タイタニック」、そして「ターミネーター」「アビス」「エイリアン2」なども撮った大御所。その彼が「あの」3Dで映画?お金もかかるだろうに大丈夫なのかな?と率直に感じ、印象に残っていたのかもしれない。しばらくたってもキャメロンが3Dの映画を作ったと聞かなかったので、結局頓挫してしまったのかと思っていた。

でも、彼は諦めていなかったんだ。その執念に脱帽だ。
人間、50歳だろうが、60歳だろうが、夢をみることはできるし、夢を叶えることができると、彼自身の行動からメッセージをもらった感じがする。


映画の中で最も印象に残ったのは、「いとおしさ」。

ヒロインのキャラクターであるネイティリがいとおしい。
原住民ナヴィ達がいとおしい。
彼らが住むパンドラの星そのものがいとおしい。
それ程、キャラクター、動物、植物、全て活き活きと表現されていた。

特に、ナヴィの青いキャラクターデザインについては、見に行く前はカワイクないと思っていたが、いやいやどうして。フォルムが美しい。動き、表情がCGを感じさせず本当にそこに生きているようで、自然に愛情を抱いてしまう。

その活き活きとした動き。どのように実現したのかYouTubeに映像がアップされていた。


徹底的にモーションキャプチャーで撮りまくったらしい。実際の俳優さんたち、特にナヴィ達を演じた俳優さんたちは、自分たちの姿形は一切映画に出てこないが、全て、スタジオで演じていたのだ。お馬さんまで(^^;)。お疲れ様です。

この発想はアメリカ的かなと感じる。SIGGRAPHに何度か行ったが、モーションキャプチャーシステムについて、いつも多くの展示があった。そこには、新たなエンターテイメントの地平を技術のイノベーションで切り開く!みたいな、アメリカ的なフロンティアスピリットがあるように感じていた。


後半は涙が止まらなかったが、結構3Dメガネをしながら泣くって大変ですね(^^;)。

環境を破壊する人間。
その破壊を止めるためには気合や竹槍だけでなく、戦略や叡智を集めることが必要。
それができるのも人間。
でも人間は、人の力を超えた何かしらのパワーに自らが包まれていることにも気づかなくてはならない。
全ては繋がり、リンクし、命は永遠にパンドラの魂として生き続ける。

個人的には、そういったメッセージを感じました。


もう一回パンドラの世界にダイブしに行きたい~。

しかし、一緒に行った夫は3D酔したらしく、見終わった後に気持ちが悪いとグッタリしていました。 現実世界に戻したくないと思ったのかもしれませんが、3時間程の長い映画でしかも3Dなので、幕間を設けた方が良かったかもしれませんね。3Dメガネをつけたまま3時間座って見るというのは、人によってはシンドイかもしれません。

最後に、FlickrにあるAVATARのオフィシャルサイトをおススメ。
http://www.flickr.com/photos/officialavatarmovie

美しいナヴィ達やパンドラのシーンを高画質で見ることができます。
しばらくはこれで脳内トリップします(=^▽^=)

HTML 5のビデオコーデック--YouTubeの選択に異議を唱えるモジラ:スペシャルレポート - CNET Japan

HTML 5のビデオコーデック--YouTubeの選択に異議を唱えるモジラ:スペシャルレポート - CNET Japan

HTML5のビデオサポートが開始されたYouTube。
その動きと関連して、これからHTML5でどのビデオコーデックが標準となっていくのか、という議論が巻き起こっているようだ。

イメージデータの場合、使われるフォーマットは大抵、GIF、JPEG、PNGだが、過去に起こったUnisysによるGIFのライセンス問題は、とても強く記憶に残っている。

今度は動画のエンコーダとデコーダで、H.264を押すのか、フリーライセンスのOgg Theoraを押すのか、という議論が起こっている。現在、ブラウザの状況も分かれているようだ。

FirefoxはOgg Theoraをサポート、Operaもそうしようと取り組んでいるらしい。Appleの「Safari」はH.264をサポート。「Internet Explorer」はどちらもサポートしておらず、Googleの「Google Chrome」は両方をサポートしているらしい。

今はまだ、インターネット上でH.264コンテンツを提供するコストはゼロだが、2010年より後にこの状況が変わることはほぼ確実と言っている方もいる。

新しくブラウザを作る開発者やWEBコンテンツ開発者、そしてコンテンツやアプリケーションの開発支援ツールの開発者にとって、参入の障壁にならないような状況になればと思っているが。

早く叡智を集めて標準をまとめるべきだ。あれにもこれにも対応しないといけないという負荷は不毛だ。


ちなみに、YouTubeのHTML5のプログラムにオプトインしてみた。音についてはHTML5版の方がクリアな印象だが、その他の点については、今はまだFlash版に軍配が上がる。

HTML5ではまず、画質が粗く、ピクセルが見える。

<HTML5版>


<Flash版>


また、コメント欄の時間をクリックしてそのタイムラインにジャンプする機能も使えない。

ただ、プラグインを使わずに再生出来ているということはスゴイな。

2010年1月28日木曜日

アップルのタブレット型モデルiPadではiPhone用アプリもできる

アップルのタブレットPC「iPad」が発表された。
アップル、タブレット型モデル『iPad』を発表〜3月下旬発売・$499から - iPhone・iPod touch ラボ

商品名は「iPad」か?、いや「iSlate」か?と騒がれていたが、結局「iPad」にしたらしい。

個人的には、発音もスペルもiPodとかなり似ているから、「iSlate」(slate=石版の意味)の方が間違われないし、ステキなんじゃないかと思っていたんだけど・・・。

Apple - iPad - Features - The best device for web, email & photos.
アップルのiPadサイトを見てみたら、ビデオがとても刺激的だった。ジョブズは常に「説得するのではなくインスパイアする」ことを意識しているらしいが、このビデオにはかなりインスパイアされた。

発表前は、どうせ大きいiPhoneでしょ、って思っていたのだが、大きいiPhoneでもそれを実際に体験できた時の感覚はとてもスゴそうだ。

まず、薄くて軽い。
フルブラウザのブラウジングも、iPhoneの操作と同じようにスムーズにできる。でも、キーの幅が広くてiPhoneより格段にタイピングはしやすそう。

そして、フォトビューがスゴイ。
この大きい画面でフリップしながら写真を見たり、置いておいてスライドショー表示したりできると、デジタルフォトフレームはもはや要らなくなるかもしれない。

しかもメールもできるし、iPodで音楽も聞ける。iPhoneでもiPadでもiTunesで音楽管理できるので、楽曲データが同期できるのもいい。

YouTubeも見られる。この大きな画面でビデオが見られると迫力が違うんじゃないか。是非iPadでTahnyaのビデオを見てみたい。

地図も見られるし、ノートも取れる。私が学生でiPadを持っていたら、ノートはiPadでとるんじゃないか。

注目を集めていた電子書籍。価格は$9.99(1,200円)らしい。防水対応だったら、iPadをお風呂に持ち込んで、ゆっくり半身浴でもしながら本が読めるのになぁと思う。日本では防水対応携帯も多いのでそういった発想になり易いが、アメリカではどうなのだろう。


そして個人的に予想外だったのはApp Storeで購入したiPhone用のアプリも動作することだ。これには驚いた!これまでiPhone用のアプリで使っていたものはツール系が殆どでゲームにはあまり興味がなかったが、この画面サイズだとゲームをする気が起きるかも。アプリを作る際も、iPadでの利用シーンを考えてアイデアが出せそうだ。

今年はAndroidが注目を集めそうなので、アップルは何をしてくるのだろうと思っていたが、iPhone用アプリが利用できるiPadを出して、アプリが動作する環境を拡げることで、アップルのプレゼンスを高めたのではないだろうか。


iPadを買ったら、ベッドルームでもリビングでもトコトコ持ち運んで手離せなくなりそう。
早く日本でも出ないかな。
日本でリリースされるとしたら、やっぱりソフトバンクから出るのかな?
多分、孫さんもiPad、気に入るんじゃないかな(^^)。

2010年1月27日水曜日

Googleリーダーが便利すぎる

RSSをチェックするのに、今はGoogleリーダーを愛用している。

お気に入りポイントは2点。
  1. デスクトップでもモバイルでも既読が連動
  2. これが最も大きい。
    一度読んだ記事であっても、iPhone側では未読でもう一度読まなきゃいけなかったり、今度はHT-03Aで開くと、また未読だから読んで・・・ということが以前はあった。

    Googleリーダーで一括して管理していると、googleアカウントに未読・既読がヒモ付られているので、googleアカウントを登録しておけば、どのマシーンでも未読・既読状態が連動するのだ。これは時間短縮につながって非常に便利だ。

  3. 記事を検索しやすい
  4. もう一度あの記事を読みたいと思った時も、Googleリーダー内で検索すれば、探している記事がすぐに取り出せる。これもなかなかお気に入りな機能。

うー、これはもうGoogle信者になってしまったのかもしれない。

「NAVERまとめ」の説明ページとコンセプトがいい

“まとめ”効果で検索サイト「NAVER」が人気上昇--ネットレイティングス調べ

「NAVERまとめ」のページを見に行ってみたら、説明の仕方、言葉の選び方など、ユーザーへのアプローチがよく考えられていて、感心した。
NAVERまとめ : はじめに ‐ NAVER INSIDE

「情報を探す経験を互いに共有して、助け合うことができるサービス」。

なるほど。

はてなの人力検索やYahoo!の知恵袋、ワイワイマップなどもあるが、この「NAVERまとめ」の方が何でもまとめられるような自由な印象がある。

「自分のためにまとめておこう」とか、「こういうことをまとめてあげておくと他の人も便利かも」、と気軽に始められそうだ。

なによりサービスの根っこに、「人の役に立ちたい、助けてあげたいな」という思いがあるところが魅力的だ。

NAVERという会社自身、サービスコンセプトに、
『ただ「調べる」だけの検索から、みんなで「探しあう」やさしい検索へ』
とうたってあるから、そういう気持ちを大切にした会社なのだろう。

誰かの役に立つということは結構気持ちがいいものだ。

思えば、インターネットはもともとそういうものを促進する世界なのかもしれない。

2010年1月26日火曜日

「Xperia」で使えるオススメAndroidアプリ10本 - ITmedia +D モバイル

「Xperia」で使えるオススメAndroidアプリ10本 (1/3) - ITmedia +D モバイル

4月リリース予定のXperiaに向けて、Androidのおすすめアプリが紹介されていた。
中でも、気になったのは2つ。

音声検索とTwitter連携に対応――「ホットペッパーFooMoo for Android」
Android版ではGoogleの「音声検索」と「Twitter連携」を実装している。音声検索はAndroid1.6から利用できる機能で、「ギンザ ヤキニク」とか「オモテサンドウ カフェ」などと端末に向けて話すと検索できる。Twitter連携は「Twidroid」を利用したもので、ホットペッパーFooMooからTwidroidを起動して店舗情報を投稿できる。投稿が終わるとホットペッパーアプリに戻る。

AndroidではSDK1.6から音声検索が利用出来るようだ!
常々、テキスト入力のためにキーを押すのを面倒に感じていたので、この機能はかなり期待大。1.6から使えるようになっていたのですね。開発する時は是非この機能を活用するようなアプリを考えてみよう!


店に近づくと自動で通知――「nearnear(ニアニア)」
お気に入りの店舗のWebサイトと位置情報をアプリに登録後、バックグラウンドでアプリを立ち上げた状態で店舗の近くに行くと、自動で通知をしてくれる。

やはりマルチタスクはiPhoneを使っていて不便に感じているところ。Androidではバックグラウンドで動作するアプリを作ることができるので、イベントが起こったらユーザーにアノテーションすることもでき、開発できるアプリの幅が広がる。

ワクワクするな。

写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編) - ITmedia +D モバイル

写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編) (1/2) - ITmedia +D モバイル

Xperiaの日本語入力システム「POBox Touch 1.0」が素晴らしいようだ。

特に、文字を入力していくと次の入力候補の優先順位で、キー幅が広がるというアイデアが素晴らしい。
写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編
「A」を入力して「あ」を確定したあと、「S」を入力すると、その後に絶対入力されることがない「W」「P」「S」などが画面から消え、その隣の母音のキーが大きくなる。また、そのほかのキーも表示が薄くなり、本来入力すべきキーが見つけやすくなっている。母音キーの拡張は適宜行われるため、「E」キーなどはその時々で広がる方向が異なっていたりする

WEBのインターフェースとして、選択肢を選んでいくとどんどん次の選択肢が狭められていくというものは多いが、そのアイデアがキーボードのデザインに応用されていることに驚いた。

その他、日本語入力として必要ない「q」があらかじめ無い点や、[→]キーを押すと同じ文字を入力できる「つづけて入力」というアイデアも素晴らしい。

モバイル環境では時間が無いことが多いし、いくら広くなったとはいえPCほどリッチな画面もまだスマートフォンにはない。
必要なものだけを強調してわかりやすくユーザーに表示しようと工夫するスピリッツは見習いたい。

iTunesで不正請求被害 アップル社、ID流出否定 - asahi.com

iTunesで不正請求被害 アップル社、ID流出否定 - asahi.com
 アップル社の音楽配信サイト「iTunes(アイチューンズ) Store(ストア)(iTS)」の利用者が身に覚えのない代金を請求される被害が多発している。昨年秋ごろからで、被害者は判明しただけで数十人いる。何者かにパスワードなどの個人情報を盗まれたとみられるが、手口は不明。アップル社はサイト側に原因があることを否定している。

Androidのアプリを見ていて思うのは、無料のものが多いということ。

Android Marketの立ち上がり時に無料のアプリしか登録できなかったからかもしれないが、App Storeで多くの有料アプリが流通しているのと比較すると、印象として圧倒的に有料アプリが少ないと感じる。

開発者サイドとしては、有料アプリを購入するという心理的障壁が少ない方がありがたいので、有料アプリを購入するユーザーが多いApp Storeの環境は貴重だ。

だからこそ、この記事のように、iTunes Storeでコンテンツを購入するのが怖くなる印象を与えるような出来事は、なるべく早く解決して欲しい。

・本当にシステム側に問題はないのか
・ユーザー側に問題があるとしたら彼らの共通点は何なのか
・iTunes Storeのアカウントを搾取するようなフィッシュングサイトはないのか

など、システム側の責任云々は抜きにして、アップル社には積極的に問題を解決する姿勢を期待したい。

負けても悔しがらない国は、復活できない - 日経ビジネスオンライン

負けても悔しがらない国は、復活できない - 日経ビジネスオンライン
 問題の本質を象徴する事例があります。日本の携帯電話メーカーの世界シェアは過去10年間で激減し、20%以上から6%台になりました。日本人が衝撃を受けないわけがないと思っていましたが、現実は違った。

 本当にショックを感じている日本人に、全くと言っていいほど出会わないのです。携帯電話では10年で日本勢のシェアが3分の1以下になり、対照的に、サムスン電子やLGエレクトロニクスのシェアは2倍以上になった。明らかに事態は深刻です。

 にもかかわらず、負けても「仕方がない」とヘラヘラ笑っているようにさえ見える。本気になって悔しがって、必死で勝つために努力しているのか。答えはノーではないでしょうか。

 携帯はほんの一例で、ほかにも負ける分野が増えている。日本メーカーには技術力があり、マーケティング力が問題とも言われますが、もっと足りないものがある。「今のままでは日本の国も企業も滅びてしまう」という強い危機意識です。

自分を顧みて正直、耳が痛いと感じた。

「必死で勝つために努力しているのか」

この問を、忘れずに、心にとどめておかなくてはならない。

自分のためにも、この国のためにも。

「佐藤可士和」は偶然ではない - 日経ビジネスオンライン

第1回 「佐藤可士和」は偶然ではない - 日経ビジネスオンライン
佐藤 それはやっぱり、2人の間に揺るぎない信頼関係があるので。周囲から「よく夫婦で仕事ができますよね」と言われることは多々ありますが、公私共にパートナーだからこそできるのです。この人を利用して儲けてやろうとか、自分もマネジャーとして名を上げてやろうとか、全然思わない。私は彼にとって本当に必要なことだけを考え抜いているし、彼もそれを知っている、という前提があるので。

アートディレクターの佐藤可士和さんのマネージメントを、奥様である佐藤悦子さんが担当なさっているとは知らなかった。

彼の名前がまだ一般的に知られていないときに、悦子さんの勧めで、気が乗らない仕事でも「夫のPR作戦」として名前を知ってもらうために引き受けていた。それは、お二人の間に圧倒的な信頼感があるからできていた、と。

「公私共にパートナーだからこそできる」という言葉は、同じように夫婦で仕事をしている私には、とても説得力がある。

夫の才能や力が純粋に素晴らしいと思っている、その思いのパワーは、仕事をする時かなり大きな影響力となり、力の源にもなっていると思う。

佐藤可士和さんと悦子さんのように、いつまでも同じフィールドで夢を追えるような関係になれたらいいな。

2010年1月25日月曜日

MSIマザーボードでビー、ピッピッとビープ音がなったら

PCをスリープから復帰させると、アラーム音がいきなりなってモニターに何も表示されないという症状にハマった。

使っているのは、MSIのマザーボードMSI P45NEO[MS-7519]。それが電源を入れると「ビー(長音)、ピッ(短音)ピッ(短音)」とビープ音を発する。

CPUもハードディスクもグラフィックスボードも、ファンが廻っていたり、いつも通り起動しているように見える。

「ビー(長音)、ピッ(短音)ピッ(短音)」のビープ音を頼りに問題を発見しようとしたが、アラーム音の意味が載ったマニュアルなどの情報が、探してもなかなか見当たらない。

購入元のサポートセンターに相談してみたら、このビープ音は恐らくグラフィックスボードが認識されていないという意味だろうと。

接触を確認しながら挿し直して見ると、起動した!

・アラーム音だけでモニターに何も表示されない
・「ビー(長音)、ピッ(短音)ピッ(短音)」というビープ音がなる

といった症状は、グラフィックスボードが認識されているか疑ってみるとよいようだ。

フェイスのサポートセンターの方、丁寧に対応して頂き、ありがとうございました(^v^)/。

2010年1月21日木曜日

Google AdWordsで特定のサイトを除外する方法

サイト宣伝のためにGoogle AdWordsで広告を設定したのだが、広告がそのサイト自身に表示されていたので、広告表示の除外設定を試してみた。

参考にしたのは以下のGoogle AdWordsのヘルプサイト。
サイトとカテゴリの除外ツールの使用方法 - アドワーズ 広告 ヘルプ

https://adwords.google.co.jp/select/ContentExclusionStartへアクセスし、「除外を追加」のテキストエリアにドメインを記述する。「すべての変更を保存」ボタンを押して設定終了。

行った設定は、「キャンペーン」のページで「ネットワーク」タブをクリックし、「除外設定」の「キャンペーン単位」部分に記入されている。

すぐには反映されないようで、しばらく待つ必要があるようだ。

2010年1月20日水曜日

Google AdWordsでは広告グループの設定が重要

Googleから頂いた5,000円分のアドワーズ広告無料お試し券を使って、Google AdWordsに初トライ。

AdWordsの構造は基本的に以下のようになっている。


まず、AdWordsの自分の「アカウント」の下に、いくつもの広告「キャンペーン」を作ることができる。

そして、キャンペーンの中には、複数の「広告グループ」を作ることができ、各広告グループにはテキストやイメージなどの「広告」及び「キーワード」を登録する、という仕組み。

この中で最も重要なのは広告グループの作り方だ。
アプローチしてくるユーザー目線になって、売り込みたいサービスや商品をいくつかの側面から分析し、グループ化する。

例えば、サプリーンの場合、
  • 携帯の待ち受け画像を作りたい人
  • デジカメ写真を携帯へ転送したい人
  • 画像の編集や加工が出来るソフトやサービスを探している人
のようにカテゴライズできるので、このカテゴリー毎に広告グループをつくり、ユーザーニーズに合致する広告文やタイトル、遷移先のURLなどを一つ一つ変えて設定する。

つまり、情報を探しているユーザーの琴線になるべく触れるように、細かくバリエーションを分けておくことが効果的なようだ。

ちなみに、広告グループの中には複数の広告が設置でき、その場合はクリック率が高いものが優先的に表示される仕組みになっているらしい。複数の広告を設置していても、キーワードは広告グループ全体で共有される。Googleのヘルプによると、キーワードは1つの広告グループにつき、最大でも20くらいが適切なようだ。

キーワードは、完全一致、フレーズ一致、部分一致が指定可能。
重要なキーワードだが多く検索されるものについては、完全一致。

例えば、サプリーンにとって「画像変換」は重要なキーワードだが、多く検索される人気のキーワードでもあるので完全一致。[]でくくって、
[画像変換]
とキーワードを指定する。

「携帯電話 画像」も重要なキーワードだが「携帯電話 画像 加工」「携帯電話 画像 変換」でも広告を表示したい場合はフレーズ一致。""でくくって、
"携帯電話 画像"
とキーワードを指定する。

あまり検索されないキーワードは部分一致として、そのまま、
写真 携帯サイズ
とキーワードを指定する。

キーワードを考える際は、検索してからサイトへアクセスした方々の検索キーワードをまず参考にし、その上で、Googleのキーワードツール、及びキーワード最適化ツールを使って、リストアップされたものを参考にした。

あわせて、設定したキーワードが、いくらほど予算を消化するのか見積もるために、Google御見積計算ツールも使用した。


さあこれで、広告の効果を見てみよう。

2010年1月19日火曜日

GoogleカレンダーとGoogleドキュメントの連携が素晴らしい

自分の全てのアクティビティがGoogleのサービスに依存するようになったなーと感じる今日この頃。その中でも最もよく使っているGoogleカレンダー。

最近は予定は全てGoogleカレンダーに入力し、iPhoneのカレンダーからも、HT-03Aのカレンダーからも参照している。iPhoneからは主にリードオンリーだが、HT-03Aからは入力・変更を行っても完全に同期して見られるのが気に入っている。

昨日、打ち合わせがあったので当然Googleカレンダーに予定を入力していた。打ち合わせ後、議事録をまとめるのに使うのはもちろんGoogleドキュメント。そして、できればGoogleカレンダーの予定欄に、このドキュメントを関連付けたいなと思ったが、それもちゃんとできるんですねー。さすがGoogle。かゆいところに手が届きます(^^)。

Googleカレンダーの右上のビーカーのようなアイコンをクリックすると、「Labs」ページヘ遷移する。Labsは実験的に公開されている機能のページ。


そこで、「Googleドキュメントを添付」という機能の「有効にする」をクリックして、ページ上もしくは下にある「保存」ボタンをクリック。これでGoogleドキュメントを添付する機能が使えるようになる。


試しに、いずれかの予定をクリックし、「予定の詳細を編集」をクリックしてみると、「添付ファイル」の項目が追加されている。「Googleドキュメントを追加する」をクリックして、先程編集したGoogleドキュメントを指定すると、カレンダーの予定の欄にドキュメントが追加された。


注意点は、カレンダーを誰かと共有している場合、予定に追加されたドキュメントをそのユーザーが見るためには、別途、Googleドキュメント側で共有の設定を行なう必要があることだ。Googleカレンダーを共有しているからといって、そのユーザーが予定に追加されたドキュメントも見られるわけではないことに注意。

議事録をまとめたので、次は、やらなくてはいけないことを具体的にブレイクダウンしていくかと思い、ToDoのリストアップのためにまたまたGoogleカレンダーを開く。締切を設定したToDoは、もちろんGoogleカレンダー上に表示される。

あ~、予定を立てる→ドキュメント化→ToDo起こし。全ての作業サイクルが効率的にGoogleのサービスで行われていく~。素晴らしい!やっぱりGoogle、スゴイなあ。

2010年1月16日土曜日

Tahnyaワンマンライブ-「Couleur」Release Party at JZBrat-

ニューアルバム「Couleur」のリリースを記念したTahnyaのワンマンライブを観に、渋谷JZBratへ。


JZBratは、いい意味でライブハウスっぽくないところがとても良かった。広々とオープンでフリーな印象のスペースで手垢がついていない感じ。ライブだけじゃなくいろんなイベントができそう。

これだけの広いスペースが人で埋まるのかちょっと心配しながら、そわそわとライブが始まるのを待っていたら、すすーっとステージ上にメンバーが集まり始め、静かにライブ開始。

始まりはInterludeのような短い演奏。楽器は使わず声だけ。Tahnyaボーカルのナヲちゃんが後ろ向きで指揮を執りはじめると、メンバーそれぞれが次第に声を重ねていく。まるでこれから何か厳かな儀式が始まるよう。

そして「目を閉じて ほら見えるでしょう」とナヲちゃんが歌い始めると、海の底に徐々に体が沈んでいくような感覚にとらわれる。Tahnyaの曲は、全てを洗い流して浄化したり、包み込んだり、時に激しく波打ったりという「水」の印象が強いが、正にオープニングからTahnyaの世界に包まれた。たまにナヲちゃんがキルケーかカリプソのように思える瞬間があるが、この時もそうだった。
とても素敵だった。

その後は、バンド形態で演奏が進む。

先月、名無しとして披露された新曲に「僕にとっての光」というタイトルがつけられたそうだ。なるほど。
先月聴いた時よりも曲が洗練されていた。


このバンド形態での演奏は、去年5月にioraさんと一緒にTahnyaが行ったライブ「ツフムカとヤカチヒルカの夜 第二夜」でも見たものだが、実はこの時のアンケートに、私は辛口のコメントを書いた。

私がTahnyaの曲で好きなところは、曲を聞く度に映像が頭の中に広がる所だと思う。聞く側が埋めることができるスペースというか「余白」が残されていて、曲を聞きながら様々なイメージを思い浮かべて、楽曲の世界に浸ることができる。空気をいっぱい含んだナヲちゃんの声、Tahnyaギターのヒラタ君の繊細で官能的なギターも演出として欠かせない。

でも、バンド形態にして人が多くかかわることで、Tahnyaの曲の中にある音と音の隙間にどんどん他の人のオタマジャクシが入ってきて隙間がなくなってしまい、聞く側が埋めることができる余白が無くなってしまう。

また、周りの音とあわせるためか、ヒラタ君のギターがどこか引いてしまうように全体の音の中に埋没し、あまり聞こえなくなってしまう点も気になる。

ヒラタ君の繊細で官能的なギターの音に身を委ねるというか、手のひらでコロコロ気持ちよく転がされるというか、その感覚がTahnyaを聞いている時に最も心地いいのに、それが残念ながら感じられない。集まったお客さんはTahnyaを、ナヲちゃんの歌、ヒラタ君のギターを、主にお目当てにしていると思うので、もっと突き抜けてイッて欲しいと思う。

バンド形態での演奏は、ツフムカ~の時より全体的に音がまとまっている印象だし、一つ一つの曲に工夫が加えられていたものの、やっぱり「ん~」と唸ってしまた。

20分の休憩の後に始まったセカンドステージは、Tahnya二人だけの演奏から始まった。正直、ホッとする。この形の演奏には全幅の信頼を置いている。二人が作る世界はNo Doubtに素晴らしい。今回の二人での演奏では「虹を架けたら」が特に素晴らしかった。

そして、チェロの方をお招きして三人体制で演奏された『「さよなら」は「おやすみ」に』。これは今回最も素晴らしかった。曲から人肌の温もりを感じるような演奏で、情感がこもった深いベルベットな世界が広がった。

再びバンド形態に戻り、新曲「サイン」が初披露された。Tahnyaの新たな面が表現されていて素敵な曲だった。これからさらに磨かれてもっといいものになっていくのだろう。この「サイン」と「忘れな草」、アンコールで演奏してくれた「おやすみ」はバンド形態でも素敵な演奏だった。

特に「おやすみ」は、Tahnyaの中で私が最も好きな曲なので、どうか素敵な演奏になりますようにと念じながら聞いていたが、心配は裏切られた。

曲のイメージが丁寧にプレイされていて、チェロの深い響きが「おやすみ」の世界をさらに広げてくれていた。


色々書き綴ったが、Tahnyaの楽曲はやはり素晴らしい。
一人でも多くの方の心に届いて欲しいと願ってやまない。