2011年1月20日木曜日

久々にゲームが欲しくなった。Nintendo 3DS版「時のオカリナ」

昨日、任天堂3DSの発売に向けた記者会見がN.Yであった。

CrunchGear
Nintendo 3DS Spy Report, Part 2: Hands-On With Zelda, Super Street Fighter IV & More

ラインナップの中には、昔、任天堂64で発売された3Dゲームの銘タイトル「時のオカリナ(64発売時のページがまだ残っているとは?!)」も含まれている。

「時のオカリナ」には当時、映像のクオリティ、UIのデザイン、3次元でのカメラワークの秀逸さなどなど、その素晴らしさにものすごく感動したことを覚えている。いかに3次元空間でユーザーに没入してもらうかという参考資料で、自分の修論で取り上げたくらいだ。いや、本当にすごいんですよ、このゲーム。

それが今や、手のひらサイズの機体でプレイ出来るようになったとは。
あの世界は大画面で体験してもすごいと思うが、電車の中などの移動中でも「時のオカリナ」がプレイできるという体験もすごい。


早速、YouTubeにプレイ画面をアップしている方がいる。



UIが3DS用に刷新されている。
動作も軽快なようだ。

もともと、64のコントローラーの特性をフル活用したゲームだったが、今回3DS用にリバイズされて、UIがどのように変化したのか、興味がある。

動画では、スタイラスペンを左手に握りながら操作をしていたが、パッと見、ボタンとペンの両方使いはあまり便利とは思えない。その点、何か不便さを感じなかったり、ペンを使う意味だったりがゲームに加えられているのか。ゼルダのチームだったらそれくらいのクオリティはありうる。事務員さんが指先にはめている指サックなどを使えば、手だけで操作できるかもしれない。

いやあ、でも、あのパチンコを見るとテンションが上がる(゚∀゚)。

久々に欲しいと思うゲーム機体とタイトルだ。

2011年1月18日火曜日

ジョブズのプレゼンがしばらく聞けなくなるのか・・・ | Steve Jobs To Take ‘Medical Leave Of Absence’, Stays On As CEO

スティーブ・ジョブズが、治療のため暫く休養することが発表された。

Steve Jobs To Take ‘Medical Leave Of Absence’, Stays On As CEO
by TechCrunch

ジョブズは2004年、2009年にも長期休養をとった。
その際、休養した理由は明らかにされていなかったが、どうやらすい臓がんだったようだ。
そして2009年には肝移植のためだったと記事にはある。

そんな大病をしても復活してきたジョブズは、病気に対しても一歩も引かない熱いファイターなのだろう。

今回の休養がどれほどの期間に及ぶのかは分からないが、過去2回の生還のように、今度も再び、彼がステージで「脅威のプレゼン」を見せてくれることを願っている。

ガンバレ、ジョブズ(`∩´)Ω!!

2011年1月13日木曜日

Chrome9にバンドルされているFlash Playerの不具合

Chromeのβバージョンを使っているが、Chrome9になってから、バンドルされているFlash Playerで不具合が散見される。

Chrome: 9.0.597.47
OS: Windows Vista 32bit


1. FileReferenceを使った操作が失敗する

ファイルブラウザを開くためにFileReferenceを使っている部分が全て、エラーコードが吐かれて、失敗するようになってしまった。このまま安定バージョンとしてリリースされると、大問題だorz。

chromiumのIssueとして挙げられていたので、自分もコメントをアップした。
Issue 67953 - chromium - chrome flash sandbox not work right - Project Hosting on Google Code

まだStatusがAssignedにもなっていないので、同じ現象でお困りの方は是非コメントを!


2. Flash内のテキストボックスで日本語が入力できない

これはずっとMac版のChromeで問題になっていることだが、いよいよWindowsでも起こるようになってしまったorz。

この症状もIssueが挙がっているので、同じ現象でお困りの方は是非コメントを!
Issue 67953 - chromium - chrome flash sandbox not work right - Project Hosting on Google Code

こちらは既にStatusがAssignedになっているので、一応認識はされている模様。



いずれの問題も、Chrome起動時に「--no-sandbox」オプションを指定することで、一応回避可能。

~chrome.exe --no-sandbox

と起動するショートカットと、オプションを指定しない通常起動のショートカットの2つを用意して、今はChromeでの動作を確認している状況。



以下は「--no-sandbox」オプション付き起動時の注意点。


1. ホーム画面で警告が出る

「--no-sandbox」オプションをつけて起動すると、ホーム画面で
「サポートされていないコマンドラインフラグ --no-sandbox を使用しています。これにより、安全性とセキュリティが損なわれます。」
と表示される。セキュリティ上、好ましくないのだろうが、使用に支障はない。


2. 前回のChromeの起動オプションに引きずられる

一度「--no-sandbox」オプションをつけて起動すると、新たにChromeのインスタンスをオプション無しで通常起動させても、「--no-sandbox」オプションを付きの起動とみなされる。通常起動させたい場合は、一度全てのChromeを終了させる必要がある。



ChromeにFlash Playerがバンドルされるようになってから、セキュリティサンドボックス系のエラーが発生し始めたように感じる。FPをバンドルするのは、はっきり言ってやめてほしいヽ(`Д´)ノ。

Chromeは、ブックマークなど、gmailアカウント下のデータと同期しやすかったり、ページの表示が速かったりして、最近は気に入ってメインブラウザとして使ってきたが、その状況も怪しくなってきた。


昨日、ChromeのビデオサポートからH.264を除外することも発表された。
The Gloves Are Off: Google Chrome Browser Will Drop Support For H.264 Video Codec

現状、ネット上の66%のビデオはH.264でエンコードされているという状況にも関わらずだ。


Appleに対抗しての行動かもしれないが、ジョブズがAndroidに対してfragmentation(断片化している、つまり統一されておおらずバラバラだね)と批判したように、ビデオの世界でまさにfragmentaionを起こそうとしているように見える。

「Don't be evil」というGoogleの社是をいつまでも大切にしてほしい。


※2011.01.20 追記
Chrome 9.0.597.67 FP 10,1,103,22
FileReferenceを使った操作が出来るようになった
Flash内のテキストボックスで日本語が入力できない状態は相変わらず

※2011.01.27 追記
Chrome 9.0.597.83 FP 10,1,103,22
上記の状況と変わらず。

※2011.02.08 追記
Chrome 9.0.597.86 FP 10,2,154,9
上記の状況と変わらず。

※2011.02.09 追記
Chrome 9.0.597.94 FP 10,2,154,12
上記の状況と変わらず。

しかも、安定版がChrome9に!あ~、これでMacのみならず、Windowsユーザーでも、Chromeを使っている人はFlashコンテンツ内のテキストボックスへ日本語が入力できなくなってしまった。「--no-sandbox」オプションをつければ、日本語入力可能なのだが面倒臭すぎる・・・orz。完全にサンドボックスのせいだ。


※2011.02.15 追記
Chrome 9.0.597.98 FP 10,2,154,12
朗報!ようやく日本語が入力できるようになった!
明日に向かって昇龍拳: Chrome9のFlashで日本語が入力できるようになった。でもWindowsだけ。MacユーザーはIssue72810へVoteしよう。

※2011.02.18 追記
Chrome 10.0.648.82 FP 10,2,154,12
Windows版Chromeのβバージョンが10へアップグレード。問題が再発していないか心配だったが、FileReferenceを使った操作、Flash内のテキストボックスへの日本語入力、どちらも問題なく可能だ。良かった(*´О`*)。
明日に向かって昇龍拳: Chromeのβバージョンが10へ。Flashでの日本語入力、ファイルブラウザへのアクセス、ともに問題なし。

i.softbnank.jpへは700数十KBまでしか添付できない

iPhone用メールアドレス「i.softbank.jp」宛のメール最大容量は1件あたり1MBだ。

よってi.softbank.jp宛へは、700数十KB程度のデータしかメールに添付できない。メールにデータを添付した場合、Base64でMIMEエンコードされ、データ量が4/3倍に膨らむからだ。

容量制限にひっかかると、以下のエラーメッセージを含んだメールが返ってくる。

<xxx@i.softbank.jp>: message size xxxxxxx exceeds size limit 1048576 of server mx.mailsv.softbank.jp

1048576バイトは1MBのこと。

1048576バイト / 1024 = 1024Kバイト = 1MB

MIMEエンコードされてデータ量が4/3倍に膨らむ、つまり約1.3倍になるので、メール容量は約760KBがリミット。

1024Kバイト / 1.333... = 約 760KB

しかし、これはメール全体のデータ量なので、添付データは730KB~740KB程度に収めておく方が確実だろう。


iPhoneが普及してi.softbank.jpドメインを持つユーザーが増えていることもあり、このリターンメールを目にすることがあったので、忘備録として記録。

AmazonのAndroidアプリストア「Amazon Appstore for Android」の主な特徴

AmazonのAndroidアプリストア「Amazon Appstore for Android」が発表され、「Amazon Appstore Developer Portal」上でデベロッパー登録が始まった。まずは年内に米国向け限定でオープンするようだ。

TechCrunch Japan
Amazonの革新的なAndroidアプリケーションストア–今日はデベロッパのための’店頭’が開店

Amazon Appstore for Androidの主な特徴を挙げてみる。

  • 登録料は年額99ドル(米AppleのApp Storeと同じ)で最初の1年間は無料(Android Marketは登録時に25ドルかかるのみ)
  • アプリ対象OSは1.6以上
  • Andorid Marketで公開しているアプリでも登録可能
  • 登録は承認制でAmazonが審査を行う。一週間程度かかる。審査ポイントは正しく動くこと。ドキュメントに書かれているとおりのことができること。安全であること。(Android Marketは無審査)
  • アプリの値段を決めるのはAmazon(Android Marketでは開発者自身)
  • 開発者の収益はアプリ販売価格の70%(多くのアプリストアの標準)。値引きした場合は定価の20%
  • アプリケーションは、携帯電話やデスクトップのコンピュータからAmazon.comで買い、買ったら自分のモバイルデバイスへ’送る’。インストールするためにはAmazonのアプリケーションを立ち上げる必要があるようだ
  • アプリケーションの削除は、デベロッパから申し出のあった10日後に実施。Amazon側で勝手に削除はしない
  • Amazonのレコメンデーション機能で適切な潜在顧客にアプリを紹介してもらえる
  • 既存のAmazonアカウントで決済できるので顧客はアプリを買いやすい


ポイント:価格を決めるのはAmazonである

以下は上記のTechCrunchの記事からの引用。

デベロッパは自分のアプリケーションを提出するとき、それの’定価’を付ける。それは、自分が売りたい価格だ。それに対しAmazonが、さまざまな市場要因を勘案して最終的な売値を付ける。デベロッパの取り分は売上の70%だ(これはまあ業界の標準)。Amazonがそのアプリケーションを大幅に値下げしたり、無料にしたときには、それが売れたときデベロッパは’定価’の20%を保証される。

例えば、アプリを400円の定価として登録したとしても、アマゾン側にその価格では高すぎる、300円だと判断されれば300円を定価としてアプリは登録されるのだろうか。その定価300円のまま販売されたら、開発者の収入は210円だ。

更に、アマゾンが自分のアプリを無料セールとしたら、開発者の収入は60円になる。
50%OFFセールとして150円で販売されたら、開発者の収入は60円になるのか、それとも150円の70%の105円になるのか?おそらくは値引きした場合は20%というルールの方が適用されるのだろう。

一方、Android Marketでは開発者自身で売値が設定できるので、定価を400円として登録すると、開発者の収入は70%分の280円になる。無料や割引などのキャンペーンは自分でその都度実施していけばよい。


このように考えていくと、どのAndroidマーケットよりもアプリを安く売りたいというアマゾンのメリットは実現されるだろうが、開発者にとってもメリットがあるのか疑問だ。登録するメリットはアマゾンのブランド力次第で左右されるだろう。一本一本の販売価格は安くされがちなので、それでもある程度の量が売れるマーケットにならないと、開発者にとっては値段を叩かれたようないやあな感じだけが募ると思う。



ポイント:審査ポイントがまだよく分からない

「正しく」動作するとは、具体的にどのようなレベルを指しているのか。Android端末は既に多くのものが出回っているが、対象OS以上のOSを搭載する全端末で動作がチェックされるのか?動けばいいのか、多少レイアウトが崩れても動いているとみなされるのか。

安全であるという点も、審査ポイントがよく分からない。



ただ、Androidアプリが流通できる機会が広がり、Androidアプリ市場自身が活気づくことはとても良いことだ。アマゾンも開発者もハッピーなシステムが整備されることを望みたい。

自分で選んだ仕事でも辛くて苦しい。でもそれでいいのだ。当然なのだ。 | 仕事なんて楽しいワケがない! プロは客に尽くして喜ぶものでしょ:日経ビジネスオンライン

仕事なんて楽しいワケがない! プロは客に尽くして喜ぶものでしょ:日経ビジネスオンライン

日産自動車「GT-R」の開発責任者、水野和敏氏の新春大放談が日経BP上で展開されているが、特に今回の水野氏の言葉には熱があって引きこまれた。読んでいると、なんだか元気が出てくる。8ページもあって長めだが、一読の価値アリ、だ。

思わず唸ってしまう水野節が満載で記録しておきたい言葉が多く、引用も多めになってしまう・・・。

人のために尽くせるのがプロ。自分のために楽しむのは趣味。これははっきりしておきたい。自分のために楽しむんだったら自分でカネを払えって。人を楽しませることができるから、プロとして給料をもらえるんだ。ものすごい単純。

仕事で楽しいことなんて、これっぽっちもありゃしないよ。仕事は辛くて苦しくて当たり前。本当に苦しい。でもそれでいいんだ。この苦しさが、いつかお客さんの笑顔になって絶対に返ってくると信じているから。だから今は、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、悩みに悩んで良いクルマを作るぞ、と自分に言い聞かせて仕事に当たれるんだ。

その辛くて苦しい分に対して給料をもらうんじゃない。喜んでくれるお客さんの顔と、払ってくれる対価こそが仕事の成果なんだよ。そんな単純なことすらみんな見誤って、仕事はエンジョイしましょうなんてさ。その行きつくところはニートとフリーターじゃない。


ごくたまに、仕事をしていて、シンドイなあと思うことがある。

私は就職活動をしたことがない。
最初から、自分で起業して、自分が作りたいサービス、システムを提供していくことで、社会に貢献していこうと決めていたからだ。つまり、自分で選んだ仕事であり、職業だ。

だが、思うように開発が進まなかったりすると、難しいなあ、シンドイなあという気持ちが沸き上がってくる。

自分で選んだ道なのに、こんな気持が湧いてくるなんて、なんて贅沢なんだと思ったり、自分甘いよ、と叱咤したり。

でも、水野氏の発言を聞いていると、自分で選んだ仕事であろうがなかろうが、全て、仕事という仕事は、辛くて苦しくて当たり前なのだと。100%例外なく、そうなのだと感じる。

たまたま自分がやりたい仕事を選択できたとしても、逆に、選択できなかったとしても、それはスタートの違いでしかない。なんらかの仕事についた限りは、世の中に存在する仕事は、みな苦しく辛いものだと大観すべし。楽する、エンジョイする、という概念は捨て去るべし、ということですな。

では、何のために?
何のためにそんな辛くて苦しい仕事をするのか、働くのかというと、これをやれば必ずお客さんが喜んでくれるという信念、そして対価だろう。

Rhymester曰く、「1 for the money, 2 for the show」と同じだ。


水野氏の言葉のおかげで、自分の迷いをバッサリ切り捨ててもらったように感じる。

ユートピアを持てることは天恵 | ほぼ日刊イトイ新聞 - 徳さんですよ。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 徳さんですよ。 第9回 「財産だよ。」

去年の年末あたりに「ほぼ日刊イトイ新聞」で徳光和夫さんと糸井さんとの対談が特集されていたが、その中でとても印象に残った言葉があった。

遅まきながら今年初めてのブログはその言葉から始めたいと思う。


それは「ユートピア」。

自分のために『よかれ』と思って何かをしてくれる人がいる、という環境を称して糸井さんが言った言葉だ。

もしかしたら、何かをしてくれたことに自分が気づいていなくても、構わずに、自分の為によかれと思って、勝手にというか自発的に何かをしてくれる。そんな味方がいるということは、まさに自分だけのユートピアを持っているということだ。かけがえのない財産だ。


では、私にとってのユートピアとは?

一番に思いつくのは夫、両親といった家族だ。
日頃から感謝の気持ちはなるべく伝えるようにしているが、それでも私の意識が及ばないところでも、よかれと思ってやってくれていることが色々あるのではないかと思う。ありがとう。

そして、私がつくっているサービスのユーザー。
クチコミサイトなどで、やたらすすめてくれている方などを目にすると、ありがたいと思う反面、どうしてそこまで労力をかけてくれるのかと不思議に思うこともある。でもそういった方々こそ、私にとってのまさにかけがえのないユートピア。ありがとうございます。

そして、仕事でお付き合いしているクライアントの方々。
私があずかり知らぬところでフォローしてもらっていることもあるだろう。ありがとうございます。


その他、思いつくことができないところにも、よかれと思って何かしてくれている方が、まだまだいるかもしれない。

つまり私にも、ささやかながらも、ユートピアがあるということだ。

彼らに感謝し、期待や気持ちに更に応えられるように、今年一年努めていこう。